私は2016年6月24日、韓国ソウルの正しい社会市民会議会議室で催された、この会議に参加する機会を得た。
韓国の民弁とは正式には「民主社会のための弁護士会」と言って左寄りの弁護士さんたちの組織であり、この度中国の北朝鮮食堂の従業員脱北問題で物議を醸している団体である。この団体は現在3000名を擁する大きな団体だそうだ。
彼らは今、脱北した13名の北朝鮮にいる家族の代弁人として脱北者13名の「人権救済請求」を法廷に提出した。
これに対して韓国社会では大きな物議を醸しており、脱北者団体や北朝鮮の民主化に携わる人たちは民弁の不当性を暴くための集会を繰り広げているのだ。
私が偶然参加させていただいたこの集会ではパク インハン 共同代表の挨拶の後、弁護士のド テウ氏、チャ キフアン弁護士、カン チョルフアン北朝鮮戦略センター代表、中央大教授 ジェ ソンホ氏などの方達がスピーチをした後、総合討論があり、質疑応答があった。
質疑応答の時間に発言権を得た私は北朝鮮は人権について口を開けるような国ではないし、北朝鮮とつながっている民弁もとんでもないことに手を貸していると話した。
もしも脱北してまだ何ヶ月にもならない人たちの家族の再会が論じられるならば北朝鮮帰国事業で北朝鮮へ行った人たちは55年が過ぎた今日までもどうして日本への往来が認められず、親兄弟にも会えないで死んでいっているのか?
民弁は北朝鮮とつながっている彼らのルートを通じて北朝鮮からの回答を要求していただきたいと話した。
私の話は初めて聞く韓国の活動家たちに大きな波紋を呼んだようだった。
代表 川崎