北朝鮮が寧辺にある5千キロワット級の黒船減速型原子炉を再稼働した可能性が高いと、米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮研究グループ「38ノース」が27日、明らかにした。この原子炉は2015年以来、稼働を停止していたが、再稼働が事実なら核兵器の原料になるプルトニウム生産に向けて動き出したことになる。同グループは18日以降の人工衛星写真を分析。22日の写真では、原子炉の冷却水を川に流す排水口の付近で、凍った川面が水流に沿って溶けていることを確認した。再稼働で冷却水の温度が上がったためとみられ、「稼働を再開した可能性が極めて高い」と結論づけた。朝日17、1、19