4月9日。
韓国のデイリーNKの取材を受けた。カメラマンは若い女性で,インタビュー記者はカメラさんより少し上くらいの男女のチームでとても微笑ましく感じのいい人たちだった。
取材内容は私の生い立ちから、北朝鮮へ行くことになった経緯、北朝鮮での生活、脱北のきっかけ、日本入国後の活動と私の人生全般に至る欲張りなものだった。
この記事がどこでどう使われるのか聞いてみたら、デーリーNKで放映もするけれどちゃんとした内容のあるものに仕上げて政府に提出するためだと言いました。
私は,「ああ、韓国の人たちもようやく今私たちがやっていることの意義をわかってくれる人たちも出てきたんだ」と嬉しくなって取材に応じました。
在日韓国・朝鮮人についてほとんど何も知らない韓国の人達にわかってもらうためには日本に在日がなぜ存在するのかという歴史から入っていかなければならなかった。
午後3時半から途中一回の休憩を挟んで、夜10時まで取材は微に入り細にわたって進められた。「若い記者達だと私に少しあなどりがあったのかも」と思わざるをえないほど取材は綿密に行われた。記者さん、なかなかの切れ者のようだ。嬉しくなって夜遅くまで付き合った。
良い記事ができて韓国の人々と国家がこの問題に協力してくれるように期待する。
川崎